礼拝メッセージ

6月12日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「イエスさまに出会う祝福」          マタイの福音書8章28〜34節
本日の本文は、イエスさまが悪霊につかれた二人から悪霊を追い出してくださり、その苦しみから救ってくださる内容です。著者マタイは、8章で色々なイエスさまの行われた奇跡を記しています。ツャラアトにおかされた人、百人隊長のしもべ、そしてペテロのしゅうとめを癒して下さいました。そしてガリラヤ湖を渡る時は、自然をも治める御力を見せて下さいました。そして今日の本文においては霊的存在に対しても権威を持っておられるイエスさまのことが紹介されています。
悪霊につかれた二人は、墓場から出てきました。そしてその二人について「ひどく狂暴で、誰もその道を通れないほどであった」と書いてあります。同じ内容のマルコの福音書を見ますと、足かせや鎖で繋いでいてもそれを引きちぎり砕いてしまい、昼も夜も叫び続けていた、そして石で自分の体を傷つけていた、と書いてあります。二人の人は、悪霊によって普通の生活が出来なくなりました。住んでいるところも、彼らの姿も悪霊によって破壊され大変な日々と過ごしていたのです。
そして悪霊どもはイエスさまに「私たちを追い出そうとされるのでしたら、豚の群れの中に 送ってください」と懇願して言いました。それでイエスさまは「行け」と言われまして、悪霊どもは二人から出て行って豚に入りました。すると、その群れ全体が 崖を下って湖になだれ込み、水におぼれて死んだのです。この時、豚の数は、マルコの福音書によりますと二千匹ほどでしたが、その数が全部湖に落ちて溺れて死んでしまった、ということも悪霊の恐ろしい力を見せることだと思います。そのような悪霊が二人を支配していた、ということ。その二人にとってはどれほど大変なことだったでしょうか。この二人はイエスさまに出会い、その苦しみから救われたのです。その話しを聞いた町中の人々はイエスさまに出会うために出て来ました。しかし彼らはイエスさまに出会うと、立ち去ってほしいと懇願しました。いのちの主であり救い主であられるお方が自分たちの目の前におられるのに、そのお方を拒んだのです。
かつては、私たちも悪霊につかれた二人のように悪霊に従い、悪霊に支配されていました。しかし、イエスさまに出会い、その御力によって解放され神さまの子供とされたのです。この救いの喜びを覚えて感謝し私たちの愛する人々や大切な人々に救われた喜びを証しして行きたいと思います。

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