礼拝メッセージ

12月20日(日)礼拝メッセージ要旨

 

マタイの福音書2章1〜12節            「神の不思議な導き」
メリー・クリスマス〜!毎年、皆さんとこのようにクリスマスの挨拶を交わしましたが、今年はコロナ禍にありましてこれまでとは違うクリスマス記念礼拝を迎えるようになりました。コロナ禍という言葉は、今年の新しい言葉ですが、今の私たちが置かれている状況をよく表していることだと思います。この「禍」と言う漢字ですが、「わざわい」とも読んで「禍を転じて福となす」と言う諺があります。今のコロナの状況は教会にも、私たちの信仰にも大きな苦難であるとも言えます。しかし、この苦難の中においても私たちを守ってくださり、導いてくださる神さまによって私たちは希望を持つことが出来ます。苦難や試練が変わって希望と喜びになるようにしてくださる神さま、このコロナ禍においてもそのように守り導いてくださる神さまを覚えたいと思います。
本日はクリスマス記念礼拝ですが、このクリスマスは神さまが禍を転じて福としてくださったことではか、と思います。罪の中で滅びに向かっている私たちを、神さまが救い主イエス・キリストを送ってくださって、その滅びから救ってくださったからです。 滅びに向かう私たちの歩みをいのちの道へ変えてくださった神さま、本日の本文を通して神さまの不思議な導きについて考えてみたいと思います。
東方から来た博士たちは、当時ユダヤを治めていたヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。」と聞きました。彼らは異邦の人々でしたが、昔から伝わって来たメシヤの予言を信じ、不思議な星を見つけた時、その予言を思い出しました。そして大変な危険の中でも全てを忍耐し、また命を掛けて遠いユダヤまで来たのです。そして幼子イエス・キリストがおられる所まで導かれ、そこで主を拝んだのです。私たちの毎週の礼拝もそのような神さまの不思議な導きによるものです。また、博士たちを導いてくださったように、神さまはこれからも私たちを守り導いてくださいます。人生の苦しみの中でも光を持って私たちを導いてくださる神さまに頼り、クリスマスを祝い喜ぶ者になりたいと思います。

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