礼拝メッセージ

9月15日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「マリヤの信仰」              マルコの福音書14章1~9節
イエス様のエルサレムへの旅も目的地のすぐ前まで至りました。平行箇所であるヨハネの福音書12章によりますと、この日は土曜日でありまして、このベタニヤで止まってからイエス様は日曜日にエルサレムに入られます。エルサレムに入る前日、イエス様はシモンというに人の家で食事をするとこになりました。食事のために集まり、食卓についていた時、「ひとりの女が、純粋で、非常に高価なナルド油の入った石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、イエスの頭に注いだ。」のです。
この時、ヨハネの福音書によりますと、マルタとマリヤ、ラザロも共にいましたが、イエス様の頭に香油を注いだ「ひとりの女」はマリヤでした。マリヤがイエス様に注いだ香油は「純粋で、非常に高価なナルド油」と書いてありますが、後からの弟子たちの話しを見ますと300デナリ以上で売ることが出来るものでした。300デナリとは、300日分の給料にあたりまして、当時の1年間の収入とも言える大きな金額でした。そのように高額な香油を一気に使ってしまったマリヤの姿を見た反応は二つがありました。マリヤの姿をみた弟子たちは、それをもったいないと思い、憤慨してマリヤを厳しく責めました。しかしイエス様は「わたしのために、りっぱなことをしてくれたのです。」と話されます。
何故、マリヤはこのようなことをやったのでしょうか。どうしてこのようなことができたことでしょうか。それはイエス様を愛する心からのことだと思います。愛するイエス様のために、自分が持っているものの中で一番大切にしていた高価なナルドの香油を、イエス様のために使ったことです。そしてそれは十字架の出来事を前にしているイエス様においては「埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれた。」ことになったのです。私たちもマリヤのように、自分の最も大切なもの、人生そのものをイエス様のために使いたいとも思います。私たちのためにご自分のいのちを惜しまずに捧げてくださったイエス様の愛に応えて歩んで行く者になりたいと思います。

礼拝メッセージ要旨一覧はこちら