礼拝メッセージ

6月2日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「最も大切な選択」                  イザヤ書8章1〜8節
本日の本文の内容は、南ユダのアハズ王の時の出来事です。イザヤ書7章1節によりますと、アハズ王の時、アラムと北イスラエルの連合軍が南ユダを攻撃して来ました。その時、南ユダは「王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」のです。その時に、神様はイザヤを通してアハズ王に励ましと力になるみことばを語って下さいましたが、しかしアハズ王は神様のみことばを拒みました。それでも神様はイザヤを通して「インマヌエル」と、神があなたがたとともにいてくださることをも語ってくださいました。しかしアハズ王は神様のみことばに従わず拒み、アッシリアに助けを求め頼りました。
そのような中で神様はもう一度イザヤを通して「マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」ということを語ってくださいます。このことばは「分捕り品は速やかだ」、「戦利品は急速だ」なとの意味でありまして、アラムと北イスラエルがアッシリアによって滅ぼされることを教えてくださったことです。また、このことばをイザヤの息子の名前としてつけるようになされ、それは早くかつ確実に起こることをアハズ王や南ユダの人々に教えてくださったのです。これはこの世界の本当の支配者は神様であられることを教えてくださることです。強い国であったアッシリアさえも神様のみことば通りになる、それを通して南ユダがアッシリアにではなく、神様に戻ってくることを求めておられたことだと思います。
しかし、アハズ王は自分の愚かな選択を変えませんでした。6節以降をご覧になりますと「ゆるやかに流れるシロアハの水をないがしろにして」「あの強く水かさの多いユーフラの水」を選びました。「ゆるやかに流れるシロアハの水」とは神様の恵みや神様の助けを表し、「あの強く水かさの多いユーフラの水」とはアッシリアを表します。結局、アハズ王は神様のみことばをないがしろにしてアッシリアを選択し、アッシリアに頼るということです。私たちはどうでしょうか。いつも神様のみことばに従う道を選び、その道を喜び歩んでいることでしょうか。ゆるやかに流れるシロアハの水のような神様の恵みと覚え、神様の御心に従う道を選び歩み続ける者になりたいと思います。

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