礼拝メッセージ

12月2日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「聞き従う人生」                列王記第一 14章1〜5節
 本日の本文 は北イスラエルの最初の王であるヤロブアムの息子アビヤが病気になったことから始まります。息子が病気になると、ヤロブアムは妻を変装させて預言者アヒヤに送り、息子のことについて聞いた、ということが本文の内容です。この本文を理解するためにはヤロブアムがどういう人物なのかということを考えてみなければならないと思います。
 ある日、預言者アヒヤは「見よ。わたしはソロモンの手から王国を引き裂き、十部族をあなたに与える。」という神様からのみことばを伝えます。その後、ソロモン王が死んで息子であるレハブアムがイスラエルの王になります。ところが、レアブアムの愚かな選択によってイスラエルは南のユダと北のイスラルの二つに分かれます。そして預言者アヒヤの予言通りに、ヤロブアムは北イスラエルの王になりました。王になったヤロブアムには一つの悩みがありましたが、主の宮がエルサレムにあるため、北イスラエルの民の心がレアブアムに戻ってしまうのではないか、ということでした。それでヤロブアムは金の子牛二つを造って、ベテルとダンに一つずつおいて祭壇を築きました。そして民に、ベテルとダンにある金の子牛はあなたをエジプトから連れ上ったあなたの神々であるのでエルサレムまで登る必要はないと言いました。
 その頃、ヤロブアムの息子が病気になったことでした。そこでヤロブアムは妻を預言者アヒヤに送った、ということです。それは何を言いますでしょうか。それはヤロブアムは、金の子牛やベテルとダンに築いて祭壇、そしてそこになる祭司たちが全て偽物であることが知っていた、ということです。即ち、ヤロブアムは真の神様を知っていましたが、その教えを戒めを自分勝手に変更し、自分の目的のために使ったということです。また、自分の必要な時だけによって神様に助けを求めたということです。私たちはどうでしょうか。主の教えをそのまま聞き従う人になるように祈り求めながら歩んで行きたいと思います。

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