礼拝メッセージ

7月15日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「命と平安」               ローマ人への手紙8章5-8節
 本日の本文には二つの種類の人々は出て来ます。一つは肉に従う人であり、もう一つは御霊に従う人です。すべての人々はこのどちらかに属していますが、パウロはその二つの種類の人々を対比しながらその違いを強調して説明しています。
 先ず5節をご覧になりますと「肉に従う者は肉的なことをもっぱら考えますが、御霊に従う者は御霊に属することをひたすら考えます。」とあります。ここで肉とは、罪によって堕落した人間の本性のことです。罪人の本来の状態とも言うことが出来ます。そのような人は、肉的なことをもっぱら考えます。それは、その人の心が肉的なことによっていっぱいになって、それが生き方の中で表われることです。使徒ヨハネはそのような人々は世を愛する、世のものを愛する人(Ⅰヨハネ2:15)だと言います。そして肉的なこととは、具体的にはガラテヤ人への手紙5章19節以降で説明されています。そういう肉の思いは死であり、それは「神に対して反抗するものだからです。それは神の律法に服従しない、服従できない」からです。
 その反面、御霊に従う者は御霊に属することをひたすら考えます。御霊は私たちにキリストについて教えて下さり、そのお方を証しして下さいます。ですから、御霊に従う者はイエス・キリストを知り、そのお方を遣わして下さった神様の恵みと愛をも知るようになるでしょう。また、御霊は父なる神様のみこころを知り、それを私たちの教えて下さいます。それによって私たちは神様のみこころを知りそれに従って行き、神様に喜ばれる人生を歩むのです。そういう私たちには命を平安が与えられるのです。
 私たちは神様の恵みの愛によって救われ、神様は喜ばれるままに、御霊の導きに従って生きることが出来るようになりました。しかし、完全なものではないため、時には罪を犯し失敗をすることもあります。そんな中でも、御霊に従って歩むものであることを覚えたいと思います。

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