礼拝メッセージ

4月15日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「勝利と失敗」                 ヨシュア記7章6-15節
 同じ出来事であるとしてもどのような観点をもっているのかによって、受け止め方は異なります。同じことでも肯定的に見ることが出来れば、否定的に見ることも出来ます。失敗を失敗としてのみみるのか、それとも失敗も成功の一つの過程としてみるのか、これは人生を生きて行く中で非常に重要なことだと思います。確かに失敗はとても辛いことですし、二度とやりたくないものです。しかし、そのような失敗でも成功への出発点になるということを覚える時、その失敗は肯定的に受け止めることが出来ます。そしてクリスチャンは、信仰の歩みを信仰の目で神様からの観点で見なければなりません。そうする時、失敗ではなく勝利を見上げて歩んで行くことが出来るのです。
 本日の本文はイスラエルがアイという小さい町との戦いで負けてしまった内容です。本文の直ぐ前にあるヨシュア記6章でイスラエルはエリコとの戦いで大勝利をしました。エリコはとても丈夫な城壁によって囲まれていて、外から攻めていくことは大変難しいことでした。しかし、そのようなエリコさまも神様の命令に従った時、声をあげて叫び、角笛を鳴らすだけで丈夫な障壁が崩れ、イスラエルは勝利を得ることが出来ました。そのエリコに比べるとアイという町は小さな町であって、ヨシュアもイスラエルの民の簡単に勝つと思いました。しかし、イスラエルはアイとの戦いで負けてしまい、大失敗をしたのです。
 その知らせを聞いたヨシュアは服を裂き、そしてイスラエルの長老たちと主の箱の前に出て地にひれ伏し、頭にちりをかぶって大変悲しんでいました。そのようなヨシュアに神様は、イスラエルが神様に罪を犯したことを教えて下さり、立ちなさいを語ってくださいました。罪を犯し失敗してしまったイスラエルに対して、神様は新しく歩んで行く事が出来るようにしてくださったのです。悔い改める者の罪を赦してくださり、その失敗のところから立ち上がらせてくださる神様。その神様に励まされ、喜びの中で歩んで行きたいと思います。

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