礼拝メッセージ

12月31日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「神に喜ばれる者」             ヘブル人への手紙11章6節
 本日の本文に「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。」とあります。神さまはご自分の民が信仰によって生きて行くことを願っておられます。ハバクク2章4節に「正しい人はその信仰によって生きる。」とありますが、神さまの民はこの世の中で生きても信仰によって生きて行く者です。それでは神さまの民が持つべき信仰とは、どういうものでしょうか。それについて本日の本文では大きく二つで説明しています。
 一つ目の神さまがおられることを信じる信仰、これは神さまの民には当然の話しです。ところが、何故ヘブル人への手紙の著者はこのように語っているのでしょうか。それは当時のクリスチャンがそれを信じることが出来なくなっていたからです。神さまはいつも私たちとともにおられます。しかし私たちは、生き方の中で神さまがおられることを疑う時があります。苦しみがある時、大きな問題に陥った時、または失敗と挫折の場にいる時など、そういう時には自分ひとりでそこにいるように思われます。又は、あまりにも忙し過ぎて日常の生活の中で神さまのことを忘れて生きて行く時もあります。そういう私たちに聖書は神さまが私たちとともにおられ、私たちの心の中に住まわれるということを教えます。どんなことがあっても、神さまがおられることを覚えて、そのみこころに従って生きて行く者が信仰の人なのです。二つ目は、神さまは報いてくださるお方であることを信じる信仰です。パウロは朽ちる冠のために自勢をし、一所懸命に練習する人々に例えて、信仰者は朽ちない冠を受けるために自分を鍛錬することを教えています。
 今年の最後の日に、其々歩んで来た一年間を振り替えて見ながら、自分の信仰はどうだったのか考えて見たいと思います。勿論、信仰によって歩んで来られたと思いますが、時にはそうではなかった時もあったと思います。そんな私たちをも愛してくださる神さまのことを覚えて、神さまに喜ばれる者になりたいと思います。

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