10月8日(日) 礼拝メッセージ要旨
「御霊の教えに従う」 ルカの福音書12章1-12節
イエス様は公生涯の後半、その中でも十字架の出来事が近付ければ近付くほど弟子たちにイエス様ご自身について、そして弟子として歩むべき道について教えて下さいました。彼らがこれから直面するようになるこの世からの脅かし、すなわちユダヤの指導者たちの迫害について弟子としてどうするべきなのかということを教えて下さるのです。
時間が経つことに連れ、イエス様とユダヤの指導者たち、特にパリサイ人や律法学者、祭司長たちとの関係は悪くなり対立は激しくなります。そんな中で彼らはイエス様をどうにかしようと心を決めて、イエス様が何か間違ったことがないかひそかに計っていました。そういう流れの中で弟子たちへの迫害は十分予想できることです。そういう弟子たちにあるだろうと思われる苦難に備えてイエス様は弟子たちが歩むべき信仰の道について教えて下さったのです。特に本日の本文では、弟子たちがこれから神様は恐れないで人間を恐れることがないように教えています。そしてその人間を恐れることによって迫害の中で自分の内側の信仰を隠し、外側ではイエス様を知らないというようになります。そしてそれは偽善的な姿であって、イエス様が今まで大変厳しく注意をしたものなのです。弟子たちは目の前にいるユダヤの指導者たちの権威を恐れ、イエス様から逃げ、イエス様を知らないと言います。そうならないようにイエス様は弟子たちを教えておられるのです。
それでは私たちが偽善的にならないためには如何すれば良いでしょうか。それは恐れるべきお方である神様を恐れ敬わなければならないのです。そしてその神様は私たちの頭の毛さえも数えられているお方であって、私たちを大切にして下さるお方なのだということを忘れてはいけません。またどのような状況の中でも私たちと聖霊がともにいて下さって私たちを導いて下さるのです。そんな中で私たちははっきりとキリストが主でさることを言い表し、実生活の中で証しして行きたいと思います。