9月3日(日) 礼拝メッセージ要旨
「私はこう確信する。」 ローマ人への手紙33-39節
パウロは大変な迫害の中を通って来ました。本文の35節と36節に書かれていることは他人のことではありませんでした。コリント人への手紙第二11章23節―27節に書かれているように、パウロは様々な患難と苦しみ、迫害の中にいました。また飢えも裸も、命を脅かす危険や剣をもあったのです。そのような自分の人生の経験について「ほふられる羊とみなされた」と言うほどの道を歩んで来たのです。そのような苦難と危険、迫害の中に置かれていましたが、パウロは35節の最初に書かれているように「私たちをキリストの愛から引き離すのは誰ですか。」と、そういうことは出来ないと断言しているのです。
このように言葉に説明出来ない程の苦しみと絶望、苦難と迫害の真中にあったパウロが35節のように語り、その全てを乗り越えることが出来た決定的な根拠は何でしょうか。それは38節を39節でのような確信を持っていたからであると思います。本当に素晴らしい信仰告白です。「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」私たちにも大きな力と慰めとなるみことばです。パウロは自分の命が脅かされている状況の中でも神様からの愛についての確信を持っていたのです。そして外側からの迫害がどんなに大きな者であるとしても、たとえ全世界が、全宇宙が自分に襲いかかって来るとしても神様の愛から引き離すことは出来ないと確信をもっていたのです。
ピリピ人への手紙1章6節に「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」と書かています。神様が私たちを守って下さり導いて下さる、という確信の中で、どんな苦難があっても、どんな悩みや問題があっても、私はこう確信するという告白を持って生きて行きたいと思います。