5月14日(日) 礼拝メッセージ要旨
「さあ、行きなさい」 ルカの福音書10章1-16節
イエス様と弟子たちは、今までのガリラヤ地方での働きを終えてサマリヤ地域を通って最後の十字架の出来事があるエルサレムに向かいます。そんな中で、エルサレムに入られる前にユダヤ地域とヨルダン川の東側にあるペレアという地域で福音と伝えます。その内容が19章まで続きますが、その最初の時に、イエス様は70人の弟子たちを伝道者としてお選びになり、これから行こうとされるところに遣わします。そして福音を伝えさせ、イエス様の働きを備える伝道者としての働きを任せてくださいます。このような本文のみことばを通して、イエス様に遣わされた者として与えられる力と励ましについて考えて見たいと思います。
先ず、イエス様は70人の弟子たちを送り出しながら命じられた一つ目は「祈りなさい」ということでした。それは他ではなく、より多くの働き手を、福音を伝える者が与えられるように祈りなさい、と言うことでした。今年、守山教会は色々な集会を通して伝道をしています。そしてその伝道を通して収穫する実りは、働き手の数に比べて非常に多いでしょう。ですから私たちに与えられた状況の中で福音を伝えながら、同時に働き手を送ってくださいと収穫の主であられる神様に祈り続けなければなりません。神様が働き手を送ってくださり、私たちの伝道のすべてを導いてくださることを信じて、私たちに任された地域と人々に神様の愛と、キリストの十字架を伝えて行きたいと思います。
そして、そのような心をもって伝道に出て行く者に3節でのような励ましを与えてくださいます。そこでイエス様は伝道する者を「小羊」に例えていますが、それほど私たちは力も知恵もなければ弱くて小さい存在でもあります。しかし、そんな私たちを送ってくださるお方は、主イエス・キリストご自身です。ですから、私たちが幾ら小さくて弱い者であるとしても、「さあ、行きなさい」と仰ってくださるイエス様にすべての信頼をおいて福音を伝えて行きたいと思います。