9月13日(日) 礼拝メッセージ要旨
「神は一つである」 エペソ人への手紙4章3-6節
本日のみことばには、同じ言葉が繰り返されて使われています。特に「一つ」という言葉が7回も繰り返されていますが、パウロはこのような表現を通して教会の本質的な一致、一つとなることを強調しているのです。そして「一つ」という言葉とともに三つずつ分けて語っています。4節では「からだ、御霊、望み」であり、5節では「主、信仰、バプテスマ」、6節では神について「すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる」と、それぞれ三つの言葉を持って説明しています。そして4節は御霊に関すること、5節ではみ子イエス・キリストに関すること、6節では父なる神に関することで三位一体の神について説明しています。
以上の説明の順序を考えて見ると、最初に御霊について語り、次にみ子イエス・キリストについて、そして最後に父なる神様について語っています。私たちがクリスチャンになることが出来たのは聖霊の働きによってです。しかし、イエス・キリストがおられなかったなら、聖霊は来られなかったと思います。そして神様がこの世を愛されなかったなら、ひとり子を遣わして下さらなかったなら、キリストもこの世に来られなかったと思います。すべてはお一人の神が計画され、成し遂げられるのです。聖霊が私たちの中におられ、その聖霊が私たちをイエス・キリストに導いてくださいます。そして私たちの仲保者であり大祭司であるイエス・キリストは、私たちを父なる神様に導いてくださいます。
このように「御霊の一致」とは、私たちを通して成し遂げられる事ではなく、一つとしてくださった神様によって私たちに与えられるものなのです。私たちを一つとしてくださるのは、お一人の神様です。お一人の神様のみ前に進み、そのお方を見上げてひれ伏し、その神様に頼ることによって私たちに与えられた一致を保つことができると思います。お一人の神様だけを見上げて、御霊の一致を熱心に保つ者になりたいと思います。