4月26日(日) 礼拝メッセージ要旨
「深みに漕ぎ出す」 ルカの福音書5章1-11節
本日の本文は、イエス様がペテロを弟子としてお呼びになる場面です。ゲネサレ湖の岸べに、ペテロたちがいました。彼らは前日から夜が明けるまで漁をしましたが、魚一匹も取ることができず、朝になって網を洗っていたのです。そんな中で、イエス様はペテロの船に乗り、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」と言われました。それを聞いたペテロは自分の考えを捨てて、その通りに従いました。すると、沢山の魚が取れたのです。その時、ペテロはイエス様の足元にひれ伏しました。そのようなペテロに、イエス様は「恐がらないでよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです。」と仰い、彼らは何もかも捨ててイエス様に従ったのです。このような出来事を通して、次の三つを考えて見ることが出来ます。
先ず、イエス様はペテロの空っぽの船に乗られたことです。二つ目に、船に乗ったイエス様は、ペテロに「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」という新しいチャレンジを与えて下さった事です。三つ目に、奇跡を通してペテロは、本当の自分について、そしてイエス様について知ることが出来たことです。
今日の本文の船は、私たちの人生のことだと思います。そして空っぽというのは、人生の大変な疲れと心配、挫折などを表すものだと思います。そういう私たちの人生の空っぽの船に乗って下さるということは、私たちと共にいて下さるということです。そして、何もかも駄目のように見える人生の中で、イエス様は私たちに全く想像もできない新しいチャレンジを与えて下さいます。それは、どんなに考えてみても、受け入れることが出来ないように見えるみことばです。しかし、私たちにはそのみことばに従うことが絶対に必要なのです。みことばに従うと言うのは、クリスチャンに当然のことでありますが、しかし、それを実践する事によって、神様を共に歩む人生を生きるという事を覚えたいと思います。