11月23日(日) 礼拝メッセージ要旨
神の良い作品 エペソ人への手紙2章8〜10節
本日の聖書に「作品」という言葉がありますが、この言葉には「傑作品」、または「名作品」という意味があります。それで私たちは見窄らしいものではなく、神様の特別な芸術的な作品であると意味があるのです。実に、神様が造られたものの中で最高の傑作は人間なのです。私たちを造ってくださった神様は、私たちが傑作のような人生を生きて行くことを願っておられます。それではどうすれば、神様の傑作としての人生を生きる事ができるのでしょうか。
一つ目に、救われなければなりません。聖書は、人間の堕落のゆえに人間の尊厳性と美しさを失ってしまったと言います。救われるというのは、神様が造ってくださった人間本来の姿に変えられていくことです。ですので、神様が造られた傑作のような人生を生きて行くためには、救いを頂かなければならないのです。
二つ目に、救いを頂いた私たちは、神様の良きみこころに従って生きて行かなければなりません。アウグスティヌスの説明によると、救われる前の人間は「罪を犯さないことができない存在」でありました。しかし、救われた私たちは神様が喜ばれる人生を生きて行くことができるようになったのです。ですので、神様が私たちに求めておられる良き人生を生きて行く時、私たちは神様の傑作としての人生を生きていくことができるのです。
三つ目に、救われた私たちは教会を通して、神様のみこころを実現して生きていくことができるのです。初めに、神様は人間を一人で生きて行く存在ではなく、隣人と共に生きて行く存在として造ってくださいました。それ故、信仰生活も一人でではなく、教会という信仰の群れの中で共に支え合い、共に立てあげ合い、共に手を繋いで生きて行かなければならないのです。
教会の交わりの中で、私たちは共に涙を流したり共に笑ったりしながら、悲しみと喜びを共に分ち合って神様のみこころにかなう傑作の人生と造られるのです。