9月22日(日) 教会設立記念礼拝メッセージ要旨
「この旅を続け行かん」 申命記8章1~10節
歴史は「回顧」と「展望」という、二つの視点を持っています。今イスラエルの民は、ヨルダン川を渡って約束の地に入るに際して、「この40年の間」(申命記8章2節、4節)のイスラエルの民の歴史を想起することが求められたように、守山教会も本日教会設立記念礼拝を迎え、49年間の教会の歴史を想い起こさなければならないのです。「あなたの神、主がこの40年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない。」(申命記8:2)のです。その全行程とは、「あなたを苦しめて、あなたを試み」たという、苦しかった時のことを想起せよと主は言われるのです。守山教会はこの49年間の歩みの中で、さまざまな苦しみに直面しました。牧者を失い、羊たちは散らされ、教会存続の危機にも見舞われました。しかしそれはまた「この40年の間、あなたの着物はすり切れず、あなたの足は、はれなかった。」(申命記8:4)とありますように、守山教会に示された神の恵み、守り、支え、導きの意味を知る機会でもありました。一方私たちは来年50周年を迎えます。新たに開かれ行く教会の歴史の展望に注視しなければなりません。それは神が与えて下さる祝福についての展望です。「あなたの神、主が、あなたを良い地に導き入れようとしておられる。」(申命記8:7)のです。その祝福の具体的な内容が、7節から10節に記されております。そのため、私たちに求められていることは、「あなたの神、主をほめたたえなければならない。」(申命記8:10)「あなたの神、主を忘れることがないように。」(申命記8:11)という神に賛美をささげ、礼拝に生きる神の民であることです。この姿勢をくずさず「主が賜った良い地」に向かっての旅を続けて、守山教会の歴史を書き加えて行きたいと思います。