9月27日(日) 礼拝メッセージ要旨
「キリストのからだを建て上げる」 エペソ人への手紙4章7-13節
教会の一致「一つ」いうことばをもって説明したパウロは、本日の本文では教会の一致について違う一面を説明します。それは一つである教会がもっている多様性です。例えばステインドグラスのようであって、教会は一つでありますが、その中には多様で多彩な恵みが与えられた信者たちが集められているという事です。
その恵みは、私たち一人一人に「キリストの賜物の量りに従って」与えられたものです。つまり、それはキリストの賜物の量りに従って其々に多様に与えられたという意味です。そしてこの恵みを与えて下さる方がキリストです。ですから、聖徒一人一人には多様な恵みが与えられましたが、その恵みはお一人であるキリストによって与えられたので、一致を保つことができるのです。このような一致と多様性について、Ⅰコリント12章4~5節では、次のように説明されています。「さて、賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。」
そしてどのような賜物が与えられたのか、そして何故、その賜物を与えて下さったのかについて説明します。多様な賜物の中で、本日の本文では5つの賜物だけをもって説明していますが、それは「使徒、預言者、伝道者、牧師また教師」です。この5つの共通点は、教えること、そして他の人に仕えることだと言えるでしょう。そしてその目的は「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり」、「信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するため」と説明しています。
私たちは主キリストによって、多様な恵みを頂いて違う姿で奉仕しますが、そのすべてが集まってキリストのからだを建て上げるのです。私に与えられた恵み、そして隣人に与えられた恵みに感謝し、共にキリストのからだを建て上げるものとして、愛し合いものになりたいと思います。