礼拝メッセージ

9月11日(日) 礼拝メッゼージ要旨

 

「堅く立つ」            エペソ人への手紙6章13-17節
 前回、パウロは6章10節以降でクリスチャンの本当の戦いは目に見えるものや人間との戦いではなく、目に見えない悪魔との戦いであることを強調しました。そのような霊的存在との戦いであるため、クリスチャンは神様の大能の力によって強められなければならないし、神様のすべての武具を身に着けて立ち向かわなければならないのです。本日の本文の13節においてもいっさいを成し遂げて堅く立つことができるようにと勧めているのです。悪魔は私たちをキリストから引き離そうとして様々な策略を着けって攻めて来ます。それに対して私たちは神様のすべての武具を身に着けて堅く立たなければなりません。
 その武具について説明して行きますが、本日は14節に出て来る「真理の帯」と「正義の胸当て」について学びたいと思います。武具を身に着けることにおいて、最初にしなければならないことは帯を締めることでした。何故なら、帯をしっかりと締めることによって、より動きやすくならからです。当時の服というのは、帯を締めないと活発に動くには大変不便なものでした。帯をしっかりと締めて動きやすくしないと、その後から出て来る武具を身に着けることも出来ないし、戦いも出来ないのです。ですから帯を締めるというのは、戦うために最初に準備しなければならないことであって、そこには戦いを認識しそれに集中するために準備するという意味があるのです。その準備の上に、胸当てを身に着けなければなりません。そして胸当てというのは、今で言いますとベストのようなものであって、心臓、即ち心を守るためのものです。
 そしてそれを真理の帯と正義の胸当てと説明しています。ここでの真理と正義というのは、キリストの真理とキリストの義でしょう。悪魔はクリスチャンをキリストから引き離そうとしていますが、その悪魔の攻撃に対して人間の知恵や力では立ち向かうことは出来ません。悪魔のどのような攻撃に対してもキリストの真理と義をもって立ち向かい、堅く立つ者となりたいと思います。

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