8月6日(日) 礼拝メッセージ要旨
「右にも左にもそれずに」 ヨシュア記1章1-9節
本日の本文は、イスラエルの偉大な指導者であるモーセの後を継いで、新しく指導者になるヨシュアに神様が励ましを与えて下さる内容です。本文の中で神様はヨシュアに三つの約束をして下くださいます。それは、見放さず見捨てないこととイスラエルの先祖たちに与えると約束してくださった地を継がせてくださること、そしてモーセとともにいてくださったようにともにいてくださることです。神様は、ヨシュアにこのような約束と励ましを与えてくださって、二つのことを命令します。一つは雄々しくあれ強くありなさいということです。そしてもう一つはあなたに命じたすべての律法を守り行ないなさい、ということです。
そして7節で、すべての律法を守り行なうことにおいて「これを離れて右にも左にもそれてはならない」と仰いました。ここで神様はヨシュアに強調しておられることは、律法守りなさいということです。イスラエルの民を導いてカナンの地に入る時、そして入ってからも、モーセを通して教えてくださった律法を守り行ないなさい、ということです。ところが右にも左にもそれてはならないと仰いましたが、それは新しい指導者になるヨシュアにすべての律法を正確に守り、そこから右にも左にもそれない指導者になりなさい、ということです。また、多様な考え方をもっているイスラエルの民を、みんな抱くことが出来る指導者になりなさいということとして取ることが出来ます。
そのために私たちは神様の愛によって満ち溢れ、その愛をもって隣の兄弟姉妹に接して行かなければなりません。それは相手の考え方が自分の考え方と違うことを認め受け入れるためです。そしてもう一つは、自分の考え方だけが正しいという思いを捨てなければなりません。自分が経験したことが正しければ違う経験をした相手も正しいという考え方をもって、相手の考え方をも受け入れなければならないのです。私たちが愛の中で、互いに違うことを尊敬する時、多様な私たちの姿や思いが調和を保ち、共に歩んで行くものになりたいと思います。