8月19日(日)礼拝メッセージ要旨
「助けてくださる神様」 使徒の働き5章17-32節
イエス様が天に上られた後、一か所に集まっていた弟子たちは聖霊に満たされる不思議な経験をします。そしてその後、聖霊の力によって多くの弟子たちは人々に福音を伝え、色々な奇跡を行ないます。ペテロの説教によってある時は三千人の人々が、ある時は五千人の人々が悔い改め、洗礼を受け、教会に加わります。また、使徒たちはイエス・キリストの名によって病人を癒したりしますが、そのような彼らの噂は広く広がり始めました。当時、多くの人々は彼らを尊敬していました(使徒5:13)。そしてその時の姿をルカは「エルサレムの付近の町々から、大ぜいの人が、病人や、汚れた霊に苦しめられている人などを連れて集まって来たが、その全部がいやされた」と説明しています(使徒5:16)。
そんな中で使徒たちの姿を喜ばない人々がいました。本文の17節に「そこで、大祭司とその仲間たち全部、すなわちサドカイ派の者はみな、ねたみに燃えて立ち上がり」とありますが、等々、使徒たちを捕らえ、留置場に入れてしまいました。今までエルサレムのクリスチャンは多くの人々からは尊敬され、色々な奇跡を行ない、益々増え続けて来ました。しかし、大祭司とその仲間たちによって使徒たちが牢屋に入れられたという大変な状況に置かれるようになったのです。
その時、神様は神の民を不思議な方法で助け守り、導いて下さいます。先ず、神様は不思議な方法で使徒たちを牢屋から連れ出してくださいました。留置場には門の前に番人がいましたが、彼らが知らない内に主の使いによって外に連れ出されました。また、神様は彼らに聖霊を与えてくださり、使徒たちを助け導いてくださいます。使徒たちは再び大祭司たちの前に連れて来られますが、その時、彼らに対して「人に従うより、神に従うべきです。」と答え、大胆に福音を伝えました。このような姿は聖霊が助けて下さっているからです。神様はご自分に従おうとする人々をある時は不思議な力で助けて下さり、聖霊を通して守り導いて下さいます。私たちもどんな状況の中でも、そのような神様を信じ、神様に従う道を選んで歩んで行く者になりたいと思います。