礼拝メッセージ

8月13日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「求める人たちに」             ルカの福音書11章5-13節
 本日の本文は、お祈りをする者の姿勢やその志しについて教えてくださる例え話として私たちに良く知られている内容です。特に11章8節での「あくまで頼み続けたら」という表現は、断られた状況であっても諦めないで祈り続ければ必ずその祈りは聞かれる、と信者の祈りの姿勢に大きな励ましを与えるみことばとして良く引用されたりします。ところが、今日のみことばは祈る者の姿勢より、その人の祈りに答えてくださる神様の憐れみ深さと愛が教えられているのです。
 先ず5-8節での例え話では、友達であるということでは友人の頼みを聞いてくれない人でさえも頼み続ければ、その聞いてくれるということが描かれています。であるなら、天の父である神様はなおさらのこと、如何してあなたがたの祈りに答えてくださらないでしょうか、ということです。即ち、私たちの祈りに答えてくださる天の父なる神様のことが強調されているのです。そして11-13節においても子どもが願う物に対して決して悪い物をもって与える父親はいないということが語られています。罪人の人間さえも、父親は自分の子どもに良い物だけを与えようとするということです。そうであれば、なおさらのこと、私たちの天の父である神様は私たちの祈りに良いものだけを与えてくださるということです。そのような天の父なる神様のことを覚えて、求めなさい、そうすれば与えられます。捜しなさい、そうすれば見つかります。叩きなさい、そうすれば開かれます、ということです。
 私たちの祈りを振り返って見ましたら、どうでしょうか。そのような神様を仰ぎ見て祈りをしているでしょうか。私たちの祈りに必ず答えてくださる神様を信じて諦めず祈り続けているでしょうか。天の父なる神様は、私たちに対する愛のゆえにひとり子イエス・キリストさえも遣わしてくださいました。その神様が私たちの祈りに答えてくださって、最も良い聖霊を与えてくださることを信じて祈り求める者になりたいと思います。

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