6月7日(日) 礼拝メッセージ要旨
「私たちの平和」 エペソ人への手紙 2章14-16節
私たちは神様から遠く離れていた者であって, 神様をも知らない人たちでありました。そのような私たちに神様がご自分の豊かな恵みのゆえに、救いを与えてくださったのです。そして、それによって私たちは、もはや神様から遠く離れているものではなく、キリスト・イエスの中で、そのお方の血によって、神様と近いものとされました。それは、ただ神様の偉大なみ力のみによって出来たことであり、私たちはこの恵みの救いの出来事を通して、私たちが信じている神様のみ力の大きさを覚えることが出来るのです。
それでは、神様と遠く離れていた者がどうやって神様と近いものとされたのでしょうか。イエス・キリストは私たちのために何をなさって下さったのでしょうか。まず、本日の聖書にはキリストご自身が真の平和のお方であり、その方が平和そのものであるということが書かれています。また、イエス・キリストが、ユダヤ人と異邦人の間にあった大きな隔ての壁を打ち壊されたと言っています。二つのもの、ユダヤ人と異邦人という敵対関係にあったものが、その間にあった隔ての壁が壊され、新しいひとりの人に造り上げられるのです。その新しいというのは、私たちが持っている悪い部分を修正したり、改善したりするほどではなく、全く新しくご自分の中で創造して下さることです。また、ひとりの人とは、教会のことであって、イエス・キリストによって新しく造られた教会を通して真の平和が実現されるのです。
敵対関係にあった二つのものがイエス・キリストにおいて一つの新しい人となり、教会という一つの体として神様と和解させられる事、これこそ私たちに与えられた真の平和なのです。Ⅱコリント5:18には「これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。」と書いてあります。私たちの真の平和となってくださったキリスト・イエスを覚えましょう。そして聖霊の導きを頂いて和解の務めを尽くす者へと変えられていきたいと思います。