6月28日(日) 礼拝メッセージ要旨
「聖なる宮」 エペソ人への手紙2章20‐22節
本日の本文でパウロは、聖徒たちはキリスト・イエスにあってともに建てられて成長し、神様が住まわれる聖なる宮となる、と語ります。その聖なる宮は、「使徒と預言者という土台に建てられている」のです。この「使徒と預言者」というのは、福音を伝えるためにイエス様によって遣わされた者、そして神様によって啓示されてキリストについて証しする者です。そうであれば、「使徒と預言者という土台」というのは、神様のみことばである聖書であり、その中心的な教えの福音であります。ですから、私たちはみことばの上に建てられているということです。
そして、キリストご自身が礎石であると言います。礎石というのは建物の中で一番重要な部分であって、建物を建てる時、各壁の基準となり、建物全体において基礎となる石であります。建物全体がこの礎石を基準にして真っ直ぐに建てられて行き、調和をし、丈夫に建てられるのです。このようにみことばの上に、そしてキリストを礎石として組み合わされた一つの建物、これが教会なのです。
ところが、パウロはこの組み合わされた建物が成長すると言います。それは聖徒一人、一人が成長することによって教会という建物全体が成長するという事です。また、成長という言葉から、教会にいのちが流れているという事が分かります。このように私たちはキリストにあって、一つの建物として聖なる宮となり、この宮に神様が住まわれるのです。
私たちは、皆が礎石であられるキリストに固く根をおろして、キリストに頼り、そのキリストとの関係の中でともに成長して行かなければなりません。このイエス・キリストにあって、御霊において、神様が住まわれるみ住まいとして私たちが共に建てられているという恵みを覚えたいと思います。そしてキリストを通して罪人であった私をご自分の国の国民として、ご自分の家族として下さり、ご自分のみ住まいとなる聖なる宮として下さった事を覚えて感謝したいと思います。