礼拝メッセージ

6月25日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「聖霊によって喜ぶ」        ルカの福音書10章21-24節

 前回、伝道から帰って来た70人の弟子たちは、大喜びながらイエス様に自分たちの経験したことを話しました。言わば、大興奮の報告会が行なわれたのです。そのような弟子たちに「あなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」と仰ったイエス様は、実は喜びにあふれておられたのです。本文の21節によりますと、聖霊によって喜びにあふれたイエス様は父なる神様を褒めたたえました。それは、天地の主であられる父なる神様は、人間を救おうとされておられるからでした。
 本日の本文でのイエス様の喜びは、とても珍しいことだと思います。というのは、イエス様が泣かれたということは3回位出て来ますが、イエス様が喜ばれたというのは福音書の中ではただ1回です。勿論、喜ばれたということが書かれてなかったとして、イエス様が喜ばれなかったという事ではありません。イエス様が行なって下さった数多くの奇跡、時には死んだものをも生き返してくださいました。そういう素晴らしい出来事が数多くありましたが、本文以外の何処にもイエス様が喜ばれたという記事はありません。しかし、本日の本文には「聖霊によって喜びあふれる」と書かれています。それほどここでのイエス様の喜び、父なる神様が人間を救おうとされることへの喜びは尊いものであるということになります。
 そしてその救いがどのようにして私たちに与えられたのか、と言うことについて教えて下さいます。父なる神様が救いに必要な全てのものを御子イエス・キリストにお与えになり、イエス様はそれを知らせようと定めた人々に教えてくださいます。そして昔の預言者や王様たちも見ることが出来なかったことをも見たのです。ですから、私たちに与えられた救いということがどれほど大きなプレゼントであるのかが良く分かります。毎週、救われた民が教会に集まり、神様に礼拝をささげていること、それがどれほど大きな恵みであるのかを良く覚えて、喜びあふれて生きているものになりたいと思います。

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