礼拝メッセージ

6月16日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「聖霊と信仰に満ちている者」        使徒の働き 11章19-26節
本日の本文は、アンテオケの教会の始まりと言われている箇所です。ペンテコステの後、エルサレム教会が始まりましたが、しかし使徒の働き10章までのエルサレム教会、又は福音伝道はユダヤ人を対象にしてエルサレムを中心として行なわれました。コルネリオに出会ったペテロは「ユダヤ人が外国人の仲間に入ったり、訪問したりすることは、律法にかなわない」と話しましたが、ユダヤ人にとって神様のみことばを異邦人に伝える、そして異邦人が救われるということは考えられないことでした。しかし、ペテロはコルネリオとの出会いを通して「どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられる。」と異邦人の救いについて新しく分かるようになりました。
そのような福音の広がりの中で、ルカはアンテオケの教会の始まりを「ステパノのことから起こった迫害によって散らされた人々は」と説明しています。使徒の働き7章でステパノが殉教し、エルサレムの教会に対する迫害は激しくなりました。それによって8章1節では、エルサレムの教会の信者たちがユダヤとサマリヤの諸地方に散らされたと書いてあります。そしてその時に散らされた信者たちは、もっと遠くへまで行きましたが、アンテオケまで至るようになったのです。そのアンテオケにキプロスとクレネ出身の信者たちも来るようになり、彼らはギリシャ語が話せることから、ギリシャ語を使う異邦人にも福音を伝えたのです。
その結果、大勢の人が信じて主に立ち返るようになりました。そしてこの知らせを聞いたエルサレムの教会は直ぐにバルナバをアンテオケに派遣しました。そのバルナバについてルカは「りっぱな人物で聖霊と信仰に満ちている人であった」と説明しています。彼は名前のように慰め深く良い人でした。そして聖霊に満ちていて伝道に熱心であり、信仰に満ちていて主の教えを守り実践する人でありました。私たちも聖霊と信仰に満ちていて証し出来る人生を生きて行きたいと思います。

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