礼拝メッセージ

6月14日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「神の家族」          エペソ人への手紙 2章17‐19節

 本日の聖書には、2章の14〜16節に説明されている「キリストがなされた平和」がどうやって私たちに与えられたのか、それによって罪人であった私たちはどうように変わったのかということが良く説明されています。
 まず、キリストご自身が私たちに平和を宣べ伝えて下さったのです。それは、イエス・キリストが聖霊によって、弟子たちや教会を通して福音を伝えて下さったということです。ですから、私たちに福音を伝えた人が誰であれ、その時、キリストご自身が聖霊によって、その人を通して私たちに福音を伝えて下さったのです。 
二つ目は、父なる神様のみもとに近付く事が出来るようになったという事です。本文の「近付く」という言葉は、旧約聖書では神様にいけにえを捧げる場合に使われました。旧約聖書の時代には、1年に1度、大祭司という一人だけが神様に近付く事が出来たのです。そして支聖所に入る大祭司は、その中で自分の命を失うかも知れない、大変恐ろしいことでした。しかし今はキリストが成して下さった平和によって、私たちが神様に近付く事が出来るようになったのです。キリストによって、御霊において神様が私たちを愛しておられるという確信を持って、その恵みのみもとに近付くことが出来るのです。
 三つ目に、キリストの平和によって神様に近づけられた私たちは、神の国の国民であり、神の家族であるのです。以前の私たちは「キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たち」でした。しかし、今は神の国の国民であり、神の家族です。それは、神様が私たちをご自分の子どもとして下さり、神の家族として下さったということです。ご自分の家族の一人として、受け入れて下さったのです。 
 私たちが、毎週神様に礼拝している事を感謝しましょう。そしてキリストを通して罪人であった私をご自分の家族として下さった神様の恵みと愛を覚えて感謝しましょう。

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