礼拝メッセージ

5月6日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「ヨルダン川を渡る」              ヨシュア記3章7-17節
 本文でのイスラエルの民は40年間の荒野での生活を終えて、乳と蜜の流れるカナンの直ぐ前まで来ていました。ところが、彼らの目の前にあったのはヨルダン川でした。このヨルダン川を渡れば、イスラエルの民は願っていたカナンの地に入ることが出来ます。しかし、彼らの前に置かれていたヨルダン川を渡ることが簡単なことではありませんでした。この時期は刈り入れの間中であってヨルダン川は岸いっぱいにあふれる状況でした(3章15節)。このようなヨルダン川を渡らないと、カナンの地に入ることはできません。神様が約束してくださった地に入るためにはこのヨルダン川を渡らなければならない、しかし渡ることは非常に怖い状況でした。
 その時に神様は、イスラエルの民に「主の契約の箱を見、そのうしろを進まなければならない。」(3章3節)と語ってくださいます。この契約の箱にはモーセが神様から頂いた十戒の板が入ってありました。そしてそれは神様の御臨在を現わすものでありました。荒野でもこの契約の箱に従って移動したイスラエルでした。今、この時も他ではなく契約の箱を良く見てその後ろについて進みなさいと語ってくださるのです。そして二つ目に「あなたがたの身をきよめなさい」と命じられます(3章5節)。川を渡るためには色々な準備をし、最適な場所をも見つけなければなりません。しかし、神様はそのようなことより、先ずご自分との関係を覚えてきよくしなさい、と命じられます。それはヨルダン川を渡ることが出来ると言うことが、神様の力と恵みよることであるということを教えてくださることです。最後の見つめに神様は契約を箱をかついでヨルダン川の中に入りなさい、と命じられます(13節)。そうする時、ヨルダン川は止まり、イスラエルの民はヨルダン川を渡ることができると語られます。
 私たちの信仰の道にもヨルダン川があり、私たちはそれを渡らなければなりません。その時に、私たちに語ってくださったみ言葉を覚えて、その教えに従って行く者になりたいと思います。信仰の一歩を踏み出すことが出来るようになりたいと思います。

礼拝メッセージ要旨一覧はこちら