礼拝メッセージ

5月20日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「進むべき道を歩む者」            ルカの福音書13章31-35節
 本日の本文の中で、イエス様は命の脅かしの中でも御自身の道を真っ直ぐに歩んで行かれる姿を見ることができます。そしてその道の最後には十字架というイエス様ご自身の死というものが待っていることです。そのような道を、イエス様は最初から最後まで黙々と歩んで行かれます。その道の中にあらゆる苦しみや迫害、妨げがあっても、全く動揺しないで歩んで行かれます。いかなる苦しみの中でも、どんな試練の中でも十字架に向かう道を止めることはありませんでした。その道を進み歩んで行くイエス様のお姿でした。
 本文で出て来るパリサイ人たちによりますと、ヘロデがイエス様を殺そうとしていました。しかし、それに対してイエス様は「わたしは、きょうと、あすとは、悪霊どもを追い出し、病人をいやし、三日目に全うされます。」(32節)と、そして続けて「わたしは、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません。」(33節)と繰り返して語られます。即ち、どんな脅かしがあっても、これからもご自分の道を歩んで行かれるということです。それには、たとえ命への脅かしがあるとしても、この世には従わない、ただ神様のみこころだけに従うということがあるのです。歩むべき道にどんな苦しみがあるとしても、それがご自分の命を脅かすことであるとしても神様のみこころに従って進み歩むということです。
 このようなイエス様の姿から、私たちは神様の恵みと愛を覚えることが出来ます。神様はその愛のゆえに御子キリストを遣わしてくださいました。そしてキリストもそのみこころに従ってこの世に来られ、この世でのどんな苦しみの中でもひたすら十字架への道を歩んで行かれたのです。私たちもそのようなイエス様の姿を学び、私たちに与えられているこの信仰の道を、神様への確信をもって、そのみこころに従って歩んで行きたいと思います。神様の守りと導きの中で愛の道を歩んで行くものとなりたいと思います。

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