礼拝メッセージ

3月18日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「満ち足りる恵み」             ピリピ人への手紙4章10-13節
 ピリピ教会はエパフロデトを送り、投獄されているパウロに贈り物を届けました。獄中にいたパウロにとってエパフロデトの存在は大きな喜びとなりました。実はピリピ教会は以前からパウロを支援していました。その支援が献金なのか、生活用品なのか、それともその両方なのかは具体的には分かりません。しかし4章14節以降の内容を見ますと、ピリピ教会はパウロの宣教活動に支援をしていたことが分かります。それがしばらくの間止まっていましたが、本文の10節に「私のことを心配してくれるあなたがたの心が、このたびついによみがえって来た」とありまして、その支援が再び届き、それをエパフロデトが持って来たといことです。そのようなピリピ教会からの支援に対して「私は主にあって非常に喜びました。」と言ったパウロは、それを共にどんな境遇にあっても満ち足りることが出来る秘訣について説明しています。
 何故なら、ピリピ教会からの支援はとても喜ぶことでありますが、パウロが持っていた喜びと感謝はそれだけによることではなかったからです。それをパウロは11節で「乏しいからこう言うのではありません。」と語っています。ピリピ教会が自分のことを覚えて支えてくれる、そしてエパフロデトをも自分のところに送ってもらって非常に喜ぶことですが、それに対する感謝と共にあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ていたパウロには喜びと感謝が満ち溢れていたということを証ししている事です。
 そしてその秘訣とは13節の「私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできる」と言うことでした。ですから13節で「どんなことでもできる」と言うことは「どんな境遇にあっても満ち足りることを学んであらゆる境遇に対処することが出来る」という意味です。そしてそれは大変なパウロの人生の中で神様が守り導いてくださった経験を通して学んで心得たものです。私たちをも同じく主にあって満ち足りることが出来るように導いてくださる恵みを覚えて歩んで行きたいと思います。

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