礼拝メッセージ

4月6日 礼拝メッセージ要旨 崔永焄(チェ・ヨンフン)先生

 

「泥を作って 私の目に塗り」        ヨハネの福音書9章1~12節

本日の本文には盲目の人の話しが書かれています。彼は生まれながらの盲人でありましたが、イエス様に出会い、癒されました。そして、そのイエス様に対して「主よ、私は信じます」と告白も出来ました。本日はイエス様を通して新しい世界を見ることが出来るようになり、感謝している盲人を通して、イエス様はどんなお方であるのかについて考えて見たいと思います。                                                                                                                   一つ目に、イエス様は私たちの事を知っておられるお方であります。イエス様と弟子たちは生まれながらの盲人を見ました。すると、弟子たちはイエス様に質問をします。「先生、彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」この質問に対してイエス様は、そうでないと答えられます。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」イエス様は、この人の苦難は誰かの罪のせいではなくて、神様ご自身がこの人を通して大きな愛を現して下さるためであるという事を知っておられました。                                 二つ目に、イエス様は私たちに触れて下さるお方です。イエス様は泥を作って彼の目に塗って治して下さいました。これは、創造の御業をともになされた御子キリストであるイエス様が、人を土で造られたその同じ方法で、この盲人に触れられる瞬間であると思います。この盲人に触れて下さるイエス様のみ手は創造主のタッチなのです。イエス様は今も同じ創造のみ力で、限りない愛をもって、私たちをも触れて下さいます。人生を生きて行きながら、自分の苦難を理解してくれる人に出会うことは大きな励ましになります。しかし、人には限界がありますが、イエス様は私たちの力と限界を超えるところまで、私たちを理解して下さり、私たちの心に触れて下さる方であります。このようなイエス様に出会い、そのイエス様の御手に触れられて、苦難の中でも喜びをもって感謝しながら生きて行こうではありませんか。

       

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