4月24日(日) 礼拝メッセージ要旨
「自分の体のように愛する」 エペソ人への手紙5章26-28節
前回は5章25節のみことばをもって「愛する」ということについて学びました。特にパウロは夫への教えを始める最初に、愛についての考え方を新たにして教会のためのキリストの愛に焦点を集中させました。そのようにキリストが教会を愛して下さったことについて語ってから、その愛がどういうものであるのかを説明して行きます。即ち、本日の本文ではキリストの愛、その理由と目的について説明し、そのキリストの愛のように夫も自分の妻を愛しなさいと勧めているのです。
先ず26節と27節ではキリストが教会のためにご自身をささげられた理由と目的を教えています。25節で「教会のためにご自身をささげられた」とありますが、キリストがそのようになさったのは「教会をきよく聖なるものとするため」です。そしてそのようになった教会を「ご自分の前に立たせる」ために、キリストは喜んでご自分を教会のためにささげられたのです。そこに教会のためのキリストの愛が現わされているのです。即ち、教会のためにキリストの犠牲がありましたが、そのキリストの犠牲によって教会はきよく聖なるものとなったのです。それは、つまり教会がきよく聖なるものとなるためには、キリストの犠牲が必ず必要なものであって、キリストはそのような教会の必要に応じて喜んでご自分をささげられたということです。それも傷だらけの教会をしみやしわ、そのようなもの何一つない、聖くて傷のないものとしてくださるために愛してくださったという事です。
そこでパウロが夫への教えとして強調していることは、そのキリストのように愛しなさいという事です。夫であるあなたがたもキリストが教会を愛して下さったように、妻を自分のからだのように愛しなければならないという事です。夫婦という関係が、いつもキリストと教会との関係のように一つのからだの関係であることを覚えて、互いに服従と愛という教えに従って歩んで行きたいと思います。