3月6日(日) 礼拝メッセージ要旨
「父なる神に感謝」 エペソ人への手紙5章19-21節
本日のみことばは、5章18節で「御霊に満たされなさい」ということについての説明です。パウロは18節で「酒によってはいけない、そこには放蕩があるからだ」と言いました。それは、自分自身や酒のように神様ではないものに支配されるものは、神様から離れた生き方をするのだということでした。それに対して、聖霊に満たされればどうなるのかを本日の本文で説明しているのです。つまり聖霊に満たされることによってどういう状態になるのかということ、聖霊に満たされる結果、またはその有益についての説明しているのです。
その一つ目は、聖徒たちの交わりにおいて「詩と賛美と霊の歌をもって、互いに語る」ことです。すでにパウロは5章3節と4節で、聖徒たちの捨てるべき言葉などについて触れて置きました。そのような言葉は捨てて、神様を賛美しその栄光を表して、私たちの信仰を言い表すことばをもって互いに語れ、という事です。そして神様に対しては「心から歌い、また賛美しなさい」勧めています。人を喜ばせる言葉ではなく、私たちの口を通して心から神様に捧げる賛美をしなさい、という事です。二つ目に、「神に感謝しなさい」ということです。私たちはどんな時に、どんなことを感謝することができるのでしょうか。そこでパウロは「いつでも、すべてのことについて」感謝しなさいと勧めています。それも「私たちの主イエス・キリストの名によって、父なる神に」とです。最後の三つ目は、「互いに従いなさい」ということです。これは今まで扱って来たことでもありますが、隣人に愛を持って互いに仕え合うということです。
ここで何回も強調されていることは、私たちの心が何によって支配されているのかということです。聖霊に満たされるということは、私たちの心が神様に支配されることです。自己中心になりやすい私たちです。そんな私たちの心が神様に向かい、その恵みと愛を覚えて神様に感謝し、互いに従い合うことができるように祈り求める者となりたいと思います。