3月27日(日) 礼拝メッセージ要旨 吉澤慎也KGK主事
「正しい人はその信仰によって生きる」 ハバクク1章1節~2章4節
南ユダ王国のハバククは、神に抗議した預言者です。ハバククがまず神に問うたことは、なぜ正義の神が悪を見過ごされるのか、という問題でした。この問いは現代を生きる私たちにとっても大きな問題となってきます。当時の南ユダ王国は非常に不安定な情勢の中にありました。その中で神様は、南ユダ王国の悪を罰するためにバビロンを起こす、と答えられたのです。しかしハバククはこの神様の答えに対して、残虐な異教徒バビロンによって契約の民イスラエルが滅ぼされるのはおかしい、とさらに抗議をしました。そのハバククに対する神様の最終的な答えは「正しい人はその信仰によって生きる」ということでした。揺るぎない信仰で神様を待ち望む人こそが正しい人であり、その人は生きるのです。またローマ1:17にあるように、神の義がそのような信仰に進ませてくださるのです。苦難というものは信仰を強めもします。私たちも「その信仰によって」生きていきたいものです。