2月7日(日) 礼拝メッセージ要旨
「賢い人のように歩む」 エペソ人への手紙5章15-17節
前回、光の子どもとなった私たちはその姿に相応しく光の子どもらしく歩まなければならないということについて考えて見ました。それに続きまして「賢い人のように」歩まなければならないとパウロは勧めています。それでは賢い人とは、どういう人なのでしょうか。本日の本文は「そういうわけですから」という表現で始まっています。というのは、今まで説明して来たように、賢い人は光の子どもらしく歩む者です。また、パウロは「よくよく注意し」なさいと語ります。「注意する」という言葉は、「全てを集中して、そのことに関心をもって見なさい」という意味です。そうしますと、パウロは「光の子どもとなったあなたがたは、あなたがたがどのように歩んでいるのかを注意深く見なさい」ということになります。
そして「賢い」とは、すべての知識などを活用して置かれている状況に適用して用いる事ができる力です。賢い人のように歩むということは、神様が私たちに与えて下さり、教えて下さったことを自分の人生の中で実践して行く事、それが賢い人のように歩むことなのです。ですから、私たちが聞いた事、知っている事、そして私たちに与えられた事を自分の人生の中でどのように用いることができ、歩んで行くことができるのか、それをよくよく注意しなさい、という事です。そのために「機会を十分に生かして用いなさい。」と、そして「主のみこころは何であるのかを、よく悟りなさい」と勧めているのです。
私たちは、自分たちが光の子どもらしく賢い人のように歩んでいるかどうか、自分の姿を良く注意して見なければなりません。このような勧めを覚えて、私たちのこれからの生涯の行ないに主の教えを適用して歩んで行きたいと思います。そうして、私たちの良い行ないを通して、真実と愛の歩みを通して、そして、光の子どもとしての歩みを通して神様の栄光を現わす者になりたいと思います。