2月3日(日)礼拝メッセージ要旨
「神の教え通りに」 列王記第二 5章8-16節
アラムの将軍であるナアマンは、王様にも重んじられ尊敬される人物でした。戦争を勝利に導いた勇士でもあって、アラムの多くの人々は彼を尊敬していたと考えられます。しかし、ナアマンはチャラアトという大変な病気を持っていました。神様は、そのようなナアマンを不思議な方法でイスラエルに、そして預言者エリシャにまで導いて下さいました。ナアマンにとってチャラアトは大変な病気でしたが、しかしそれは神様に用いられてナアマンをエリシャにまで来ることが出来るようにしたのです。
神様の不思議な導きによってエリシャのところに着いたナアマンでしたが、ナアマンには、まだアラムの将軍としてのプライドが高かったです。この時のナアマンの姿は大変な病気を持っている病人ではありませんでした。この時のナアマンは「銀十タラントと、金六千シェケルと、晴れ着十着とを持って」いて、さらに馬と戦車を持って来まして、アラムの将軍そのものでした。そのようなナアマンに対してエリシャは出ても来ないで、使いをやって「ヨルダン川へ行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、あなたのからだが元どおりになってきよくなります。」と言うだけでした。それを聞いたナアマンは怒り、そのままアラムに帰ろうとしました。
ところが、その帰路の途中でナアマンの僕たちの話しを聞いてエリシャが話しした通りに従うことにしました。そしてヨルダン川で7回洗った時、ナアマンの病気は治り彼の体はきよくなったのです。それを経験したナアマンはエリシャの話し通りに従った時、神様が自分の病気を癒して下さったということを知り、真の神様を信じるようになったのです。神様はナアマンの病気を通して、彼の体の癒しは勿論、彼の魂までも癒し救ってくださったのです。大変な病気や人生の試練の中で、先ず私たちは神様を覚えたいと思います。そしてその御前にひれ伏して神様の教え通りに従い歩む者になりたいと思います。