2月17日(日)礼拝メッセージ要旨
「聖霊に満たされて」 使徒の働き4章5-12節
本日の本文はペテロとヨハネがユダヤの指導者たちより尋問されることから始まります。そこには「民の指導者、長老、学者たち」そして大祭司の一族が集まっていました。ここに集まっていた人々は、当時のユダヤの最高議会であるサンヘドリンのメンバーでした。この出来事の発端は3章からでありまして、3章でペテロとヨハネは神殿の美しい門にいた生まれつきの足のなえた男を癒したことがありました。その話しを聞いた多くの人々はペテロとヨハネのところに集まり、その時ペテロが多くの人々に福音を伝えました。その内容やイエス様の死と復活、そしてそのイエス様がメシヤであるということでした。それを聞いていたユダヤの指導者たちはペテロとヨハネを捕まえ、何故そのようなことをしたのか、尋問をしていたわけです。
ユダヤの指導者たちの前に立たされたペテロとヨハネ、二人は数カ月前のイエス様のことを思い出して彼らを恐れたかもしれません。何故なら、ペテロとヨハネの目の前に立っている人々によってイエス様は十字架につけられ死なれたからです。そしてその時、ペテロとヨハネは勿論、イエス様の弟子たちは逃げてしまいました。イエス様の事も、そしてその時の自分たちの姿も、ペテロとヨハネは良く覚えていたと思います。そういうユダヤの指導者たちを前にしてペテロとヨハネはどのように答えた事でしょうか。それはイエス様が捕まえる時とは全く違うものでした。今日の本文では、ペテロとヨハネはユダヤの指導者たちに、彼らの罪を指摘し、イエス様の死と復活、そしてイエス様はメシヤであることをはっきり語ることが出来ました。
そしてそのようなペテロとヨハネについて本文では「聖霊に満たされて」いたと説明しています。聖霊に満たされていたペテロとヨハネはユダヤの指導者たちを恐れず、大胆に福音を語ることが出来たのです。私たちの人生にも様々な苦難や試練がありますが、しかし聖霊に満たされ導かれて、試練を乗り越えることが出来るように祈り求めたいと思います。