2月15日(日) 礼拝メッセージ要旨
「約束の聖霊」 エペソ人への手紙1章11-14節
エペソ人への手紙1章3-14節は一つの長い文書になっていて、神様の恵みについて賛美です。その最後になる本日の本文では、霊的祝福が聖霊の働きによって、ユダヤ人にも異邦人にも区別なく、イエス・キリストの中にいるすべての聖徒たちに与えられていることを説明しています。特にパウロは13節と14節で聖霊が私たちの信仰生活においてどのような助けを与えてくださるのかについて具体的に説明しています。
パウロは3-12節まで、父なる神様とみ子キリストの救いの働きについて説明しました。ところが、私たち人間は福音を聞いてもそれを悟ることも出来ません。神様がイエス・キリストを通して救いの道を与えて下さいましたが、私たちは自らの力ではその道を歩くことも出来ません。このような私たちの状態を助けて下さって、神様について、そしてイエス様について分かるようにして下さるのが聖霊なのです。私たちは聖霊を通して福音を聞いた時、その福音の本来の意味にたどりつく事ができ、ただ聖霊のみを通して福音が真理である事を悟り、確信して受け入れることが出来ます。
このような聖霊について「約束の聖霊」と言っています。この意味は二つに理解する事が出来ますが、先ずは「聖霊を送って下さる」というイエス様の約束が、イエス様が天に昇られた後、その約束通りに成就されたという意味です。そしてもう一つは、悔い改めて神様に立ち返るすべての人々に聖霊を与えて下さるという約束をしてくださったので、約束の聖霊ということです。
神様は、その約束の聖霊をもって私たちに証印を押して下さいます。また、私たちが御国を受け継ぐことの保証として下さいます。それは聖霊が私たちの救いを確実なものにしてくださるということです。聖霊は私たちを救いに導いてくださり、私たちが一つになる事が出来るようにしてくださいます。この聖霊によって私たちが一つになり、助け合いながら、パウロが獄中でも喜びを持って賛美する事が出来たように、いつも神様を賛美する者になりたいと思います。