2月1日(日) 礼拝メッセージ要旨
「水がめを満たしなさい」 ヨハネの福音書2章1-11節
聖書を見ますと、イエス様がおられるところでは小さい問題であろうが大きい問題であろうが、それが解決されました。今日の本文でもイエス様によって問題が解決された事を見る事が出来ます。
イエス様は弟子たちとともにガリラヤのカナという町の婚礼に招かれて行かれました。そこには母のマリヤもいましたが、婚礼の宴会の途中にぶどう酒がなくなり、マリヤはそれをイエス様に話しました。その後、イエス様は、母マリヤに不思議な事を言って、水をぶどう酒に変える奇跡を行います。これはイエス様が行われた最初のしるしと書かれていますが、この出来事の中に含まれている教えは何か、考えて見たいと思います。
一つ目は「足りない事を知った時、神様に求めなければならない」という事です。マリヤは、ぶどう酒がなくなった事を知って、それをイエス様に話しました。そして、「あの方が言われることを、何でもしてあげなさい」と手伝いの人たちに言いましたが、それはイエス様がその問題を解決して下さるという確信をもっていたからです。
二つ目は、どんなに理解できないことであっても、そのまま従わなければならないということです。マリヤに命じられた手伝いの人たちは、イエス様に言われた通りに水がめに水を満たした時、水がぶどう酒に変わる奇跡を見ることが出来ました。イエス様の話しを聞いた手伝いのたちは、水を適当に入れたのではありません。そのかめの縁までいっぱいにしました。それはイエス様の言葉にただ従ったということです。
私たちの人生には、色々問題があります。ある時は、想像もしなかったことが起こり、四面楚歌のような状況に陥る時もあるかもしれません。しかしどんな時でも、それを十分に解決してくださる力が神様にあるという確信を持たなければなりません。そして、それとともに神様のみことばに従わなければならないのです。私たちの目の前の問題だけを考えるのではなく、神様を信じ、神様に従う者になりたいと思います。