12月1日(日)礼拝メッセージ要旨
イザヤ書 8章1〜8節 「神に立ち返る」
本日の本文は預言者イザヤを通して神様が南ユダに語ってくださったことです。当時南ユダは、アラムと北イスラエルの連合軍の脅威に「王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺」しました。そのような南ユダに神様は「恐れてはなりません。」とそして「あなたの神、主から、しるしを求めよ。」と、神様に助けを求め、神様に頼りなさいということを語ってくださいます。ところが、このような神様からのみことばを聞いたアハズ王はそれを拒み、神様にということではなく当時の力強いアッシリアに助けを求めました。それは神様を拒みアッシリアを選んだことであり、神様よりアッシリアをより信頼したことでもあったのです。
そのような南ユダに語ってくださったのが今日の本文のみことばです。神様はイザヤに「マヘル・シャラル・ハシュ・バズのため」と一つの大きな板に普通の文字で書かせます。それは、このことを多くの民が知ることができるように死なさい、ということです。そしてその言葉の意味は「分捕り物は速やかに、戦利品は急速に」ということです。そして神様はイザヤに、男の子が生まれますとその名前を「マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」と付けさせます。それは4節に書いてありますように「この子がまだ『お父さん。お母さん』と呼ぶことも知らないうちに、ダマスコの財宝とサマリヤの分捕り物が、アッシリヤの王の前に持ち去られるから」です。すなわち、アッシリアを用いてくださり、アラムと北イスラエルを追い払ってくださる神様のことを覚え、神様に頼りなさいということです。
しかし南ユダは、神様からの預言通りになっても神様を拒み、アッシリアを選びます。そのような南ユダに対して神様は「インマヌエル」の約束を与えてくださり、神様に立ち返ることを語ってくださいます。私たちは何を選び、何に頼っているでしょうか。神様に立ち返り、その教えを喜び、みことばに従って歩む者になりたいと思います。