11月13日(日) 礼拝メッゼージ要旨
「祈ってください」 エペソ人への手紙6章18‐20節
本日の本文でエペソ人への手紙の本論は終わり、21節からはパウロの個人的な挨拶です。この最後において祈りについて語り、祈ってくださいと要請をして本論を終えることに注目する必要があります。何故なら、この手紙には祈り以外にも教理と教訓、そしてクリスチャンの実践的な教えを具体的に取り扱って来たからです。その最後に、ただ祈りについて語っていると言うことは、それほど祈りというものが大切であるということです。特に本文で強調されているのは、他の兄弟姉妹たちのための祈りです。
先ず、パウロは「すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして、また祈りなさい。」と勧めています。それは、自分は勿論、私たち皆が同じ霊的戦いをしているからです。また私たち皆は、同じように色々な問題と苦難、試練の中に置かれているからです。特にパウロはこの手紙の中で、一つのからだである教会について強調して来ました。その一つのからだである聖徒は互いのために祈り、すべての聖徒のために願い求めなければならないのです。すべての教会員が神様の良い兵士として共に堅く立って悪魔に立ち向かって打ち勝つことが出来るのです。この霊的戦いは一人で戦うことではなく、祈り合いながらすべての聖徒が共に戦うことです。次にパウロ自身のことで、福音の奥義を大胆に語ることが出来るように祈ってほしいと願っています。特にパウロは、エペソ教会にとっては誰とも比べることの出来ない素晴らしい先生であり、福音を伝えってくれた存在でした。そのようなパウロがエペソ教会の教会員たちに自身のために祈ってほしいというのは、どんな人であっても他の人々からの祈りの支えがなくてはならないという事です。
以上のことから、私たちは自分自身のことは勿論、すべての聖徒のために祈らなければなりません。共に悪魔に立ち向かい、他の人々に福音を大胆に語ることが出来るように祈りあって行きたいと思います。