礼拝メッセージ

11月12日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「神の国を求めよう」            ルカの福音書12章22-34節
 前回、イエス様は互いに足を踏み合うほどにたくさん集まった群衆に「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。」ということを教えてくださいました。神様を知らない人々は自分のために財産を蓄えて、それによって自分のたましいが安らぐと思います。それによってもっともっと自分のために物を集め、蓄えます。しかし、クリスチャンはそうであってはならない、とイエス様は仰います。本日の本文においては、神様の子どもであるあなた方は何を大切にし、何を求めなければならないのかといことについて教えて下さいます。
 本文の22節「心配したりするのは、やめなさい。」と言われたイエス様は28節の終わりのところでは「ああ、信仰の薄い人たち」と嘆息をなさいます。神様を知らない人々はこの世の物に頼り、それを如何すればもっとたくさん自分の物にすることが出来るだろうかと心配します。しかし、神様を知っていて信じている信仰者であるとしても神様への信仰が薄いものであれば、彼らのように何を食べるのか、何を着るのかで心配してしまいます。そこで神様がどのように養ってくださるのかを烏とゆりの花をもって説明して下さいます。烏は蒔きもしないで、刈り入れもしません。また、納屋も倉もありません。けれども、神様は烏をも養ってくださるお方です。また、ゆりの花もです。ゆりの花は紡ぎもしないで織りもしません。そうなのに、神様はそのゆりの花をソロモンよりも美しい衣服で着飾ってくださいます。
 そのように憐れみ深い神様は烏よりもゆりの花よりも大切なあなたたちを養ってくださらないわけがない、ということです。そのような神様のことを覚えて、神様の子とされたあなたたちは何よりも、まず神の国を求めなさいということです。烏もゆりの花もそうであったように、私たちの必要のすべてを知っておられる神様を覚えて、その神様が養ってくださることを信じて心配ややめ、神の国を求める者となりたいと思います。

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