礼拝メッセージ

10月1日(日) 礼拝メッセージ要旨 

 

「私を遣わした神様」                 創世記45章1-8節
 信仰者である私たちには、私たちの人生の中で起こるある出来事について人間の観点を持って見ることではなく神様の観点を持って受け入れる姿勢が必要です。私たちの目に見えるある出来事、私たちの苦しみや悩み、問題等を神様も私たちと同じ意味で語って下さるでしょうか。私たちの目に見えるその状況を神様はどのように思っておられるのでしょうか。果して、私たちと同じく思っておられるのでしょうか。多くの場合はそうではないと思います。
 そんな中で、私たちの観点から神様の観点への変化、このような観点の変化は私たちの人生を新しく見ることが出来るようにしてくれるものです。そして神様は、私たちの観点をそのように変えて行かれます。本日の本文に出て来るヨセフも、自分の人生を神様の観点から考え、神様の観点を持って理解し受けれた者であると言うことが出来ます。本文の4節の後半でヨセフは兄弟たちに「私はあなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。」と言います。これはヨセフと兄弟たちが知っている事実です。又は、私たちの目に見える現実とも言えると思います。しかし、5節以降のそれについてのヨセフの解釈は、徹底的に神様の観点からのものです。そのような辛い過去の事実についてヨセフは「神様は、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。」と3回も繰り返して説明しています。
 このようなヨセフの告白から、ヨセフは神様の観点を持って自分の人生を見ていると考えられます。人間の目には兄たちがヨセフをエジプトに売ってしまった事ですが、実は神様がご計画の中でヨセフを先に遣わしたことなのだということでした。時には、私たちの人生はパズルのように思われることがあって、何故それが必要なのか分からない時があります。そのような苦しみの現実、問題、苦難等を目に見えることだけではなく、神様がそれを通して成し遂げてくださることを見ることが出来るようになりたいと思います。

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