1月23日(日) 礼拝メッセージ要旨 伊藤京一教師
「エジプトでのヨセフ」 創世記39章1~23節
兄たちによってイシュマエル人に売られ、奴隷としてエジプトへ連れて行かれたヨセフは、パロの廷臣で侍従長のポティファルというエジプト人に買い取られた。(1) 「パロ」・・・エジプトの王のこと。 「主がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となった」(2) ヨセフがどのような逆境に置かれていても、そこに主自らがともにいてくださるという事実がすばらしい。これはアブラハム、イサク、ヤコブと続く契約の神の恵みであった。主がともにいてくださる人こそ祝福され、幸運な人となることができる。 ヨセフの主人ポティファルは彼がするすべてのことが成功するのを見て、彼を側近の者とし、全財産をヨセフの手にゆだねた。(3~6) ヨセフは体格も良く美男子であったので、主人の妻は彼に惹かれ誘惑しようとした。(6~7) しかしヨセフは断固としてこれを拒否した。(8~10) 彼の信仰は逆境に中で強められ、神により頼み、神を恐れる者として成長していた。 主人の妻はある日ヨセフに対して実力行使に出るが、彼はその上着を彼女の手に残し、外へ逃れ出た。(11~12) それで彼女はその上着を手元に置いて、主人が帰ってきた時、ヨセフが自分に乱暴しようとしたと言って主人を欺いた。(13~18) 主人ポティファルはこれを聞いて怒りに燃え、ヨセフを捕らえ、王の囚人が監禁されている監獄に彼を入れた。(20) ヨセフにとって理不尽な苦しみの日々が続く。しかし、主は変わることなくヨセフとともにいてくださる。主は彼を監獄の長の心にかなうようにされた。(21) 監獄の長はすべての囚人を彼の手にゆだね、さらに牢獄のすべてのことを管理させるようになった。それは主が彼とともにおられ、彼が何をしても、主がそれを成功させてくださったから。(22~23) ヨセフは今、奴隷の身で、しかも監獄のなかで自由とはほど遠い生活をしなければならないが、このような束縛の中でのさまざまな仕事、経験がやがてエジプトを救うため豊かに用いられるときが来る。そしてそれはイスラエルの救いへとつながっていく。
信仰者に対する主の約束→ガラテヤ3:26-29、ローマ8:32、ヘブル13:5
私たちは困難な逆境の中でも主の約束により頼んでいく時に絶望したり、自暴自棄になることはない。主が共にいてくださり、困難や苦しみを通して私たちを成長させてくださるのです。