礼拝メッセージ

1月22日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「祝された信仰の絆」       テモテへの手紙第二 1章1節~5節

聖書は主への敬虔と訓戒をもって、子供を訓練することは、両親の責任だと教えています。その責任を非常によく果たした家庭が、若きテモテが育った家庭でした。「祖母ロイスとあなたの母ユニケ」(5節)と、パウロがテモテに書き送った手紙に記されておりますように、ユニケとその母親ロイスは若いテモテを、注意深く賢く育てるという大切な役割を果たしました。祖母ロイスと母親のユニケは「純粋な信仰」を持った女性でした。今パウロはこの彼女達の信仰に、テモテの信仰が断ちがたい霊の絆によって結ばれているのだという事実に注意を向けさせているのです。そしてこのようなテモテの信仰は、パウロにとってうらやましいものでした。パウロはダマスコ途上で、復活のキリストによって劇的な回心に導かれた自分の信仰にくらべて、テモテのように家庭の絆の中で信仰が与えられるということに心ひかれるものがあり、三世代が揃って神の国に入ることを思った時、パウロの心は感謝に満たされたのです。しかし、テモテに救いを与えたのは、彼女たちの信仰ではありませんでした。テモテが罪から救われるためには、個人的にイエス・キリストを信じなければなりません。両親は子供たちが、自分自身に救いが必要であることを理解するように導く必要があります。けれども、親は子供の手を引いて天国に連れて行ってあげることはできません。天国に行きたいのなら自分で主を信じることです。親は天国への行き方を教えることまでしか責任を取れないのです。しかし、子供たちが主を信じた後に、両親は彼らの信仰と主イエスを知ることにおいて、成長するように助けなければなりません。神への信仰とは、この世の富以上に子供たちの将来を確かにし、祝福の中を歩ませる財産なのです。そして信仰の継承は、神の家族全体の問題なのです。そこには、子供たちの人生だけでなく、教会全体の将来がかかっていることを覚えましょう。

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