1月20日(日)礼拝メッセージ要旨
「走る続ける信仰」 ヘブル人への手紙12章1-6節
ヘブル人への手紙は激しい迫害の中にあるクリスチャンに送られた手紙です。大迫害が始まり、その時のクリスチャンは大変な状況に置かれました。それでも迫害が始まった最初の時には、信仰の中で良く耐え忍んだと思います。しかし、迫害の時間が長くなればなるほど、信仰を捨てて教会から離れる人々を多くなったのです。いつ迫害が終わるのか、全く先が見えない状況の中で多くのクリスチャンは信仰を捨てました。そういう時期に、この手紙の著者は、信仰の歩みを競走に比べながら迫害の中にあったクリスチャンを励ましたのです。特に11章では多くの信仰の証人たちを紹介し、彼らが歩んでいたのように「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」と勧めています。
その中で、先ずは重荷とまつわりつく罪を捨てなさい、と勧めています。これは信仰の競走において妨げになるものや倒れるようにするものなどのことです。人其々が持っている弱さや、足りないところがあります。不平不満やつぶやき、又は自己中心的行ない、高慢や偏見など。それらは私たちの疲れるようにするものであり、神様との関係において邪魔になるものです。そういうものを全て捨てなければなりません。二つ目は、忍耐しなければならない、ということです。私たちの信仰の競走は短距離走ではなく、マラソンのように長く競走するものです。ですから、諦めたくなったり、止まりたくなったりする時も、忍耐を持って最善を尽くして前に進んで行かなければなりません。最後に三つ目は、イエス様から目を離さないで走り続けることです。私たちの信仰を始めて下さり、完成させてくださるイエス様に焦点を合わせて走り続けなければなりません。
濃い霧がかかっている海の中でも、灯台の光に向かって進めば無事に港に着く事が出来ます。私たちの信仰の歩みにどんなに大変なことがあるとしてもイエス様を見上げ、忍耐を持って走り続ける者になりたいと思います。