礼拝メッセージ

1月1日(日) 礼拝メッゼージ要旨

 

「共に神をあがめる」           マタイの福音書15章29‐31節
 本日の本文には、イエス様と弟子たちはツロとシドンを去ってガリラヤ湖の岸に行かれたとあります。この時のガリラヤ湖の岸とは、ガリラヤ湖の東南の方であって異邦の地でありました。前の段落から考えて見ますと、再び異邦の地に行かれたと言うことで、ユダヤ人にも異邦人にも奇跡を行なって下さるイエス様の姿を見ることが出来ます。
 イエス様は、そういう異邦の地のある山に登って座っておられました。すると、そこに「大勢の人の群れが、足のなえた者、手足の不自由な者、盲人、口のきけない者、そのほか多くの人をみもとに連れて来た」のです。今までのイエス様の行なった奇跡の噂は勿論、以前、イエス様はこの地方で悪霊を追い出されたこともありました。そういうことから多くの人々はイエス様に癒しを求めて続々と集まって来たのです。そこには自分の病気や不自由のためにということもありますが、本文を見ますと「大勢の人の群れが、みもとに連れて来た」と書かれています。即ち、そこにはあの人を助けてあげたいという思いをもって多くの人々がイエス様のみもとに連れて来たということです。しかも、この時、イエス様は山に登っておられました。それが高い山ではないがしろ、病をもっている人々やからだの不自由な人々、そしてそのような人々を連れて来る人々にとっては大変な道であったと思われます。しかし彼らは共に必死にイエス様のみもとに登っていたのです。そしてイエス様に癒されてそこにいた人々はユダヤ人も異邦人も神をあがめたのです。
 私たちが誰かを教会に誘い、導くということは大変なことです。そこには山を登って行くようなこともあるかも知れません。しかし、本日の本文に出て来る大勢の人々の姿を覚えたいと思います。彼らによって病の人々や不自由な人々がイエス様に癒されました。私たちも私たちの周りにいる、魂の目が見えない人々、心の耳が聞こえない人々をイエス様に連れて行く者になりたいと思います。そしてイエス様のみもとにおいてその魂が癒されて共に神様をあがめる喜びを味わいたいと思います

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